歯科衛生士が推奨する歯磨剤(歯磨き粉)

  • 投稿の最終変更日:2023年3月23日

最近さまざまな場所で歯磨きグッズをよく目にするようになりました。

歯ブラシも歯磨き粉も多種多様で、どのようなものを使えばいいか悩まれる方も多いと思います。

今回のブログでは、歯磨き用品についてお話しします。

北四番丁神田歯科では、歯ブラシだけでなくさまざまな歯科用品を取り扱っていますが、その中でおすすめしている歯磨剤(歯磨き粉)をいくつか紹介していきます。

 

■Check-Up standardチェックアップ スタンダード

 

チェックアップスタンダードはフッ素濃度最大1450ppm配合された虫歯リスクの高い方におすすめな歯磨剤です。

これまで1000ppmだったフッ素濃度の上限が、1500ppmまで引き上げられ、1450ppmの製品が発売されるようになりました。

 

最近改良されたチェクアップスタンダードは従来品から更にパワーアップし、フッ素が口腔内に留まってくれるため、う蝕の発生と進行を抑制してくれる歯磨き粉です。泡立ちが少なく、少量の水で口腔内をすすぐことができます。

6歳以上の年齢から高齢期の成人の幅広い年代に使用することができる歯磨き粉であるため、当院の患者さんでもリピートで購入される方が多いです。

 

また、6歳未満のお子さんにも使用できるフッ素濃度が低め(500ppm)のチェックアップコドモという製品もあります。

■Check-Up kodomoチェックアップ コドモ

 

■Systema SP−Tジェル システマエスピーティージェル

こちらの歯磨剤は歯周病リスクの高い方へおすすめしています。

研磨剤無配合の高粘性ジェルタイプの歯周病予防用の歯磨き粉なので、弱った歯肉を優しく磨くことができます。

配合されている薬用成分はそれぞれ4つあり、

・酢酸トコフェノール(ビタミンE)

→歯肉細胞を活性化して歯肉組織を修復、歯周病原菌の侵入を防ぐ。

・トラネキサム酸

→歯肉の炎症と出血を抑え歯周病を予防。

・β−グリチルチリン酸

→歯肉の炎症を抑える。

・イソプロメチルフェノール

→バイオフィルム内部にまで浸透し、高い殺菌効果を発揮する。

これらの薬用成分の他、フッ素も含まれているため、高い虫歯リスクの高い方にもおすすめされます。

 

■Brilliant more Wブリリアントモア ダブル

こちらの歯磨剤はステイン(着色)が気になっている方におすすめの製品です。

歯のエナメル質表面のカルシウムイオンとステインよりも親和性の高い清掃助剤がステインを浮かせ、ブラッシングで洗い流します。

また、高濃度フッ素も配合されているため、虫歯予防にも効果的です。

当院で取り扱っているのはナチュラルペパーミントとアプリコットミントの2種類となっていますので、お好みにあった味をお選びできます。

 

 

北四番丁神田歯科では、今回ご紹介させて頂いたもの以外にもさまざまな製品を取り揃えています。

自分ではなかなか歯や歯肉の状態を把握することは難しいと思います。

しかし、歯ブラシと同様に自身に合ったものを使用することで、より口腔内を良好に保つことができます。

北四番丁神田歯科のクリーニングでは、その方の口腔内に合う歯ブラシだけでなく、歯磨剤のおすすめもさせていただいていました。

自分に合う歯ブラシ、歯磨剤(歯磨き粉)がわからない方はお気軽にスタッフへお声がけください。

 

この記事を書いた人:佐藤(杜)

監修:院長 神田佳明(歯学博士)